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日本経済新聞に本学 金箱淳一助教が開発した振動呈示デバイス「Touch the sound picnic(タッチ・ザ・サウンド・ピクニック)」に関する記事が掲載されました

2018年8月21日

タッチ・ザ・サウンド・ピクニックの画像
金箱淳一《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》撮影:木奥恵三 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

 8月19日(日)発行の日本経済新聞 ユニバーサルデザイン特集として、本学創造技術専攻の金箱淳一助教が開発した振動呈示デバイス「Touch the sound picnic(タッチ・ザ・サウンド・ピクニック)」に関する記事[1]が掲載されました。
 本デバイスは、金箱助教が進める聴覚障害者に対して触覚情報を用いて音情報を提示する「共遊楽器」の一つとして制作され、2017年7月15日から8月31日の期間NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて開催された企画展「ICC キッズ・プログラム2017オトノバ 音を体感するまなび場」展[2]で体験型作品として展示されたものです。展示期間中に開催したワークショッププログラム「タッチ・ザ・サウンド・ピクニック」[3]では、参加者はデバイスを使って音の鳴る作品群を触感で鑑賞し、感想をオノマトペで言語化することで他の参加者と触れる感覚を共有しました。聴覚障害者に対してデバイス使用時のヒアリングを行ったところ、本デバイスによって、作品が発する小さい音も振動で感じられる点、音の高低を振動の細かさで伝えられる可能性が明らかになりました。
 ワークショップを通じた取り組みは、2017 Asia Digital Art Award FUKUOKA エンターテインメント(産業応用)部門で受賞[4]しました。現在は、コンサート・イベントと連携し、より多くの方に体験してもらうための取り組みを進めています。また本プロジェクトに関連して、茅ヶ崎市美術館と連携して聴覚障害者とフィールドワークを行い[5]、美術とアクセシビリティに関する研究を積極的に進めています。

「Touch the sound picnic(タッチ・ザ・サウンド・ピクニック)」
・デバイス開発・ワークショップ企画 金箱淳一(本学助教)
・協力:JST-ACCEL「身体性メディアプロジェクト」,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科

本件に関する問い合わせは下記よりお願いいたします。
kanebako-j@aiit.ac.jp

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