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本学の2プロジェクトが「RSNPを利用したロボットサービスコンテスト」で受賞しました。

2014年9月30日

本学の情報アーキテクチャ専攻の2つのプロジェクトが、2014年9月3日に九州産業大学キャンパスで開催された「RSNP*を利用したロボットサービスコンテスト**」にて「ロボット学会ネットワークを利用したロボットサービス技術専門委員会賞」及び「APEN(Asia Professional Education Network)賞」を受賞し、第32回日本ロボット学会学術講演会にて、授賞式が行われました。

インターネットとロボットの融合は新しい分野で、インターネットを用いたロボットサービスは新しいビジネスの形として期待されています。
その中で、本コンテストは、長年、ロボット業界、ソフトウェア業界及び大学等の学術研究機関で開発が進められてきたRSNP(RobotServiceNetworkProtocol)のコンテストとして、開催されました。

このコンテストを通して、魅力あるロボットサービスの提供、知識/経験の集積、ロボット業界/ソフトウェア業界の相互発展、国際競争力の強化を目指しています。

受賞したプロジェクトは以下の通りです。

(1) ロボット学会ネットワークを利用したロボットサービス技術専門委員会賞

成田プロジェクトは、「RSNPシミュレーション環境とその応用-SIGVerseを利用した移動ロボットのシミュレーション環境の構築-」を提案しました。

この研究開発は、国立情報学研究所のSIGVerseを利用したRSNPサービスのシミュレーション環境を開発したものです。これにより、ロボットサービスの試作と検証を容易にし、開発を効率化することができるようになりました。

(2)APEN(Asia Professional Education Network)賞

土屋プロジェクトは、慢性的な小児患者のための支援ロボットのコンセプトアイデアである「BuddyBot System by usingRSNP」を提案しました。

ブルネイ大学(ブルネイ)とUNITEC工科大学(ニュージーランド)と産業技術大学院大学との共同プロジェクトにより提案された本コンセプトは、RSNPの国際展開、海外大学との共同製作という点で高く評価されました。

*RSNPは、様々なロボットが簡単にかつ効率的にインターネット上のサービスへ接続可能となるロボットサービス向けの通信プロトコル仕様で、「通信機能」「ロボット動作指示機能」「マルチメディア機能」「情報提供機能」などのインターネットを介したロボットサービスの基本機能を提供しています。

**「RSNPを利用したロボットサービスコンテスト」は、ロボットサービスイニシアティブ**主催、日本ロボット学会、計測自動制御学会SI部門、ロボットビジネス協議会共催で開催されました。

***ロボットサービスイニシアティブは、三菱重工業、富士通、安川電機など大手ロボット開発会社や日本気象協会コンテンツ提供会社などが組織するロボットサービスのための業界団体です。

また、このコンテストはNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)、APEN(アジア高度専門職人材育成ネットワーク)等も協賛しています。

成田PBLの林 昌純さんの画像
成田PBLの林 昌純さん
土屋PBLの永瀬 薫さんの画像
土屋PBLの永瀬 薫さん

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